雑草の夢 近代日本における「故郷」と「希望」
デンニッツァ・ガブラコヴァ(Dennitza GABRAKOVA)=著
日本近代文学を貫く魯迅、与謝野晶子、大庭みな子の〈雑草〉から文学の社会的文脈を明かす。
A5判・上製・本体4000円 2011.5
風俗壊乱 明治国家と文芸の検閲
ジェイ・ルービン=著 今井泰子・大木俊夫・木股知史・河野賢司・鈴木美津子訳
近代日本文学史の隠されたドラマを活写する第一級の文学研究・ドキュメント
A5判・上製・本体5000円 2011.4
政治小説の形成 始まりの近代とその表現思想
西田谷洋=著
日本近代文学の出立――政治小説の発生と編成を精緻に分析した一冊。
A5判・上製・本体3000円 2010.10
言葉を食べる 谷崎潤一郎、一九二〇~一九三一
五味渕典嗣=著
時代の言葉と共に生き、時代の言葉と戦いに挑んだ谷崎潤一郎――
思想家としての谷崎の可能性を切り拓く力作
A5判・上製・本体3400円 2009.12
『源氏物語』と騎士道物語 王妃との愛
千種・キムラ・スティーブン=著
西欧中世の騎士道物語との比較や中国の統治理論にもとづく天皇制批判などの分析を通し『源氏物語』の政治性を浮き彫りにする。
四六判・上製・本体3000円 2008.11
クィア批評
藤森かよこ=編
強制的異性愛の結界を解く。変態ではない。クィアと呼ぶ。フツウの愛ではない。強制的異性愛と呼ぶ。この性愛の解き放たれた空間ほど又、政治的なトポスもない。快楽の戦略。
A5判・上製・本体4000円 2005.01
文学年報
中山昭彦、島村輝、飯田祐子、高橋修、吉田司雄=編
① 文学の闇/近代の「沈黙」
文学を極める、文学を超える。文学年報創刊号。
A5判・上製・本体4300円 2003.11
② ポストコロニアルの地平
「国境」を越える文脈の共同へ。「東アジア」として表象される地域の「近代」の歴史とその非対称性を問い直す1冊。
A5判・上製・本体2700円 2005.08
文学=イメージの変容
フレデリック・ジェイムソン=著 / 後藤昭次=訳
「モダニズム」に何が起き? なぜ終焉し? 「ポストモダニズム」になるのか?
ルカーチやハイデッガーの問いに迫り、変容しゆく文化の未来に斬り込むマルキシズム批評の極地!
四六判・上製・本体2500円 2000.10
臨界の近代日本文学
島村 輝=著
藤村から賢治・多喜二そして春樹まで、近代百年の「日本文学」の臨界状態を、<言葉><身体><権力>をキーワードとしてダイナミックに読み解く試み。
四六判・上製・本体4000円 1999.12
小説と批評
著者初の現代小説批評。谷川俊太郎をはじめ、大江健三郎、中上健次などを俎上にのせて、現代批評の可能性を探る。
小森陽一=著
四六判・上製・本体3400円 1999.6
改訂版
現代文章講座 ことばの森を駆けぬける
関礼子、金子明雄、近藤裕子、戸塚隆子=著
面接を受けるときの言葉使い、ワープロ文書の見栄えのいい作り方、電話の受け答え、等、日常生活に即した現代語の使い方を丁寧に解説。一家に一冊あると便利。
A5判・並製・本体2400円 1999.4
スペイン語への招待 EL VIENTO DE LAMANCHA
太田尚樹、岡住正秀、関哲行、花谷智枝子、細貝ファナ、ホセ・ベラスコ=著
スペイン語の教則本。対象=大学1/2年生。テキストとしてご検討ください。
B5判・並製・定価2310円(本体2200円) 1993.4
読むための理論 文学・思想・批評
石原千秋、木股知史、小森陽一、島村輝、高橋修、高橋世織=著
テクストをただ漫然と読むのはもうつまらない。一語、一文、行間から顔をのぞかせる、レトリックやテクスト論などを理解すれば、「読む」ことは10倍も100倍もスリリングになる。大好評ロングセラー。
四六判・上製・定価2625円(本体2500円) 1992.3
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