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重版出来!

教師というアポリア

 
――反省的実践へ

佐藤学
(さとう・まなぶ)=著

定価4200円(本体4000円)
第1刷 1997年10月10日発行
第3刷 2010年7月7日発行
ISBN978-4-902388-60-8
四六判/上製 424頁
      
<教師であること>への問い
  ――プログラムからプロジェクトへ

省察と実践の教育学への架橋……私(あなた)は、なぜ<教師>なのか。この問いは、どこまで循環しても答えを確定できない魔方陣のような問いである。教師たちは、通常、<教師であること>への問いが自らの存在を内側から揺るがし衝き崩してしまう危険を熟知していて、この問いを深層の無意識へと押し込めている。しかし、その危険な問いを絶えずつきつけてくるのが教育実践という教師の経験世界である。<教師であること>の証を求めて投企される一人ひとりの教師の身体、その軌跡こそが、<意味との関りの編み直し=学び>を遂行する<反省的実践家>としての教師の再生を準備している。 

佐藤学の本・好評既刊
『カリキュラムの批評――公共性の再構築へ』
『学びの快楽――ダイアローグへ』
『教育時評1997→1999』
      
目次

1 序章=教師というアポリア <≪中間者≫から≪媒介者≫へ>

     Ⅰ 教育の実践的探求へ=教師像の転換

2 「パンドラの箱」を開く <「授業研究」批判>
3 教師の省察と見識 <教職専門性の基礎>
4 教師文化の構造
5 教師教育におけるケース・メソッドの起源 <デューイの「知性的方法」>
6 実践的探求としての教育学 <技術的合理性に対する批判の系譜>

     Ⅱ 反省的授業の創造

7 反省的授業 <その実践と表現の様式>
8 教師の実践的な見識を高めるために <授業の臨床研究へ>
9 教師の実践的思考様式に関する研究 <熟練教師と初任教師のモニタリングの比較を中心に>10 授業研究への誘い

     Ⅲ アメリカの教師教育改革

11 アメリカの教師教育改革における「専門性」の概念 <二つのリポートと提言の改革の展開>
12 ホームズ・グループ「教職専門開発学校」の展開 <その学校構想と大学との協力関係>
13 教師教育の日米比較 <混迷の構造>

     Ⅳ 教師の生活世界へ

14 新任教師の世界 <その希望と現実>
15 「人間主義」教師像の検討<壺井栄『二十四の瞳』を再読する>
16 教師の文化が開かれること
17 言葉の力と出会う日本語教育 <個人的な経験を通して>
18 教師の科学認識と授業スタイル
19 学びの文化とそのディレンマ
20 情報化時代を生きる教師
21 教育危機の中の教職生活

22 あとがき

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