書 籍 案 内 |
継続する植民地主義とジェンダー
――「国民」の概念 女性の身体 記憶と責任
金 富子=著
本体2400円+税
2011年9月29日発行
ISBN978-4-902163-58-2
四六判/並製 280頁
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日本は如何に植民地主義を
創出し、再構築し、継続して行ったのか。
本書は、大日本帝国「臣民」/日本国憲法下の「国民」概念及び植
民地教育に現れた民族・階級・ジェンダーの関係性、また「慰安婦」
制度・公娼制度に現れた女性の身体とその言説に現れた民族・階
級・ジェンダーの関係性、さらに1990年代の「慰安婦」問題解決運
動を取りまく日本社会や韓国社会に現れた継続する植民地主義と
ジェンダーの関係性を分析したものである。(「まえがき」より)
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目次
第Ⅰ部 日本「臣民」/「国民」概念をめぐる植民地主義とジェンダー
第1章 帝国/植民地における「臣民」とジェンダー
――兵役義務・参政権・義務教育制
第2章 植民地教育とジェンダー
――教育版植民地近代化論批判
第3章 戦後日本の「国民/非国民」の再構築とジェンダー
第Ⅱ部 女性の身体をめぐる植民地主義とジェンダー
第4章 朝鮮植民地支配と「慰安婦」戦時動員の構図
第5章 植民地期・解放直後の朝鮮における公娼認識
第Ⅲ部 継続する植民地主義とジェンダー・ポリティックス
第6章 女性国際戦犯法廷が乗り越えたものと乗り越えなかったもの
第7章 「慰安婦」問題と脱植民地主義
――歴史修正主義的な「和解」への抵抗
第8章 在日朝鮮人女性と日本軍「慰安婦」問題解決運動
――1990年代のヨソンネットの運動経験から
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