書 籍 案 内 |
Social Compass Series
ジェンダーで学ぶ政治社会学入門
――男女平等の未来のために
大海篤子(おおがい・あつこ)=著
定価2310円(本体2200円)
2010年4月27日発行
ISBN978-4-902163-51-3
A5判/並製 252頁
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人間を性別によって分類し、価値づけを行うことを社会的性別=ジェンダーという。序列化と権力関係をもたらすジェンダーは、どのような歴史的背景を持ち、現代を生きる私たちの生活にどう影響しているのか。ジェンダーの視点をもって、日本の政治や社会の仕組、現象のさまざまな問題を検討し、歴史的に社会的に蓄積されてつくられた日本の格差社会といわれる構造を読み解いていく。
2000年以降、法政大学、立教大学、放送大学、武蔵大学、東京都市大学(武蔵工業大学)での「ジェンダー論」、「女性政策論」、「ジェンダーと日本政治」、「生活経営と政治参加」、「社会運動論」、「ジェンダーと社会」、アメリカ合衆国ユタ州のブリガム・ヤング大学での「日本政治論」「女性と社会運動」などの授業や、男女共同参画センター等で行われた講座・講演を基に書き下ろされた、政治社会学への航海に旅立つ人にのための羅針盤。
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目次
序章 問題の所在
1章 社会や政治をジェンダーの視点で学ぼう
2章 性役割とは――歴史と現状
3章 戦後復興から高度経済成長――主婦の大量出現の背景
4章 リブからフェミニズムへ――性差別の根源を探る実践と理論
5章 女性と労働――男女雇用機会均等法制定までとその後
6章 教育とジェンダー――性差別は隠れたところから
7章 地球環境とジェンダー――人口問題と貧困
8章 メディアとジェンダー――情報の海の中の性差別
9章 女性への暴力――ドメスティック・バイオレンスとデートDV
10章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツ――産む権利の保障と少子化対策
11章 世界の女性の政治参加――女性参政権・権利獲得運動
12章 女性への差別解消と女性の政治進出――女性政策へのまなざし
13章 私たちの暮らしと政治――政治への参加を
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