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日本政治思想研究

権藤成卿と大川周明

大森美紀彦
(おおもり・みきひこ)=著

定価3780円(本体3600円)
2010年3月15日発行
ISBN978-4-902163-50-6
四六判 339頁
      

 1930年代に思想的に対峙した権藤成卿と大川周明。彼らの政治秩序観はどのように形成されたのか。また「血盟団事件」や「五・一五事件」に権藤と大川はどのようにかかわり、その後どのような道を歩んだのか――2人の著書を読み込み、その比較・検討を通じて、農本主義者、または暴力革命家といわれてきた権藤の新たな像を甦えらせる。
 本書は、「国際貢献」の名の下に「武力」が行使される今日の政治状況のなかで、非戦平和の方向に導く手がかりを探る書でもある。
      
目次


序 章 非武力と武力の政治秩序観

第1章 「血盟団事件」と「五・一五事件」をめぐって

第2章 権藤成卿の政治秩序観・Ⅰ――背景


第3章 権藤成卿の政治秩序観・Ⅱ――思想と運動

第4章 大川周明の<国内政治秩序観>――<革命思想家>から<統制思想家>へ

第5章 大川周明の<国際政治秩序観>

補論――「ウルティマ・ラティオ=暴力」論を超えて
      
    
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