書 籍 案 内 |
沖縄戦、米軍占領史を学びなおす
記憶をいかに継承するか
屋嘉比収(やかび・おさむ)=著
定価3990円(本体3800円)
2009年10月30日発行
ISBN978-4-902163-45-2
四六判 446頁 |
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記憶をいかに継承するか・・・・
耳を傾けること
耳を傾け続けること
耳を傾き継ぎ続けること
当事者性の身体化へ
今、戦後世代の私たちに問われている緊要なことは、非体験者としての位置を自覚しながら、体験者との共同作業により沖縄戦の<当事者性>を、いかに獲得していくことができるかにある。(「はしがき」より)
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目次
1 沖縄戦を学びなおす
1 戦後世代が沖縄戦の当事者となる試み―沖縄戦地域史研究の変遷、「集団自決」、「強制的集団自殺」
2 ガマが想起する沖縄戦の記憶
3 沖縄戦における兵士と住民―防衛隊員、少年護郷隊、住民虐殺
4 仲間内の語りが排除するもの
5 質疑応答の喚起力―文富軾氏の講演について
6 戦没者の追悼と“平和の礎”
7 追悼する地域の意思―沖縄から
8 殺されたくないし、殺したくない―沖縄の反戦運動の根
9 歴史を眼差す位置―「命どぅ宝」という発見
2 米軍占領史を学びなおす
10 重層する戦場と占領と復興
11 「国境」の顕現―沖縄与那国の密貿易終息の背景
12 米軍統治下における沖縄の高度経済成長―二つの対位的物語
13 越境する沖縄―アメリカニズムと文化変容
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