書 籍 案 内 |
教育と歴史、あるいはその認識と記述
片桐芳雄(かたぎり・よしお)=著
定価3990円(本体3800円)
2009年4月21日発行
ISBN978-4-902163-43-8
四六判 418頁 |
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教育史研究とは何か――新史料の発掘ばかりではなく、同時に既に発掘された史料や事実の再解釈・再構成を通して新たな教育史認識の創造の必要性とその方法を提起し、「日本型教育論」の可能性を追究する。
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目次
序 章 新しい教育史認識の創造へ
第1部 教育史研究の方法
第1章 教育史研究論ノート
第2章 日本教育史における近代問題
第3章 日本における近代教育学の成立と教育史研究の位置
――吉田熊次の場合
第4章 「子ども不在の教育史」考
補論 教育史学と教育社会学――広田照幸『陸軍将校の教育社会史』を読む
第2部 近代教育への問い
第5章 日本の小学校――その特質
第6章 小学校と国民統合――刈谷尋常小学校「学校日誌」を手掛かりに
第7章 優等生の社会史――学級と優等生
第8章 日本における「個性」と教育・素描――その登場から現在に至る
第9章 福澤諭吉における「授業料の精神」
第3部 日本型教育論の可能性
第10章 日本のなかの「考える」「聴く」「話す」「読む」「書く」
第11章 東アジアにおける読み書き能力の歴史――漢字支配とその簒奪、廃棄、馴致
第12章 「日本型教育論」の可能性
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