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教育玩具の近代

教育対象としての子どもの誕生


是澤博昭
(これさわ・ひろあき)=著

定価2835円(本体2700円) 
2009年3月31日発行
ISBN978-4-902163-41-4
A5判 278頁
      

幼稚園を誕生させた教育要求の高揚――それはまた、玩具に教育的機能を付与する。
教育玩具を通し、幼児教育の生成過程を浮き彫る。

      
目次

序章 幼児教育と教育玩具
 1 研究の目的と課題
 2 研究の視点――幼児教育と教育玩具
 3 各章の概要と先行研究の検討

第1部 教育玩具の誕生――玩具への教育的まなざしの展開

第1章 江戸時代後期の子どもと玩具
 1 江戸の玩具・人形――子どもの健やかな成長を願って
 2 身分制社会の子どもと遊び

第2章 幼児教育の啓蒙と「教育玩具」――近藤真琴と手島精一を中心にして

 1 玩具の近代
 2 近藤真琴――「教育玩具」の最初の理解者
 3 手島精一と幼児教育――教育博物館と博覧会

第3章 「教育玩具」の受容と浸透

 1 「教育玩具」の出現から流行まで
 2 「教育玩具」の実態
 3 玩具の教育的改良――三越と日本児童学会
 4 「教育玩具」の定着

第2部 幼稚園教育の展開の教育玩具の普及

第4章 「教育玩具」積木――幼児教育の商品化

 1 積木との出会い
 2 積木という語――第三~六恩物の翻訳語
 3 幼稚園における恩物批判
 4 恩物か積木へ――和田実とフレーベル館店主高市次郎
 5 「積木」の商品化
 6 積木の普及――フレーベル館を中心として

第5章 「教育玩具」出現の背景――「幼稚園」の普及と教育意識のたかまり
 1 明治10年代の幼児教育政策の課題――就学準備教育の場から貧民層の保育施設へ
 2 学齢未満児の就学禁止通達と幼稚園――土浦幼稚園を中心として
 3 「簡易幼稚園」奨励の目的
 4 「簡易幼稚園」から「幼稚園」へ
 5 日本の「幼稚園」の誕生――「幼稚園保育及設備規程」制定の意味するもの
 
終章 社会通念と教育意識

      
    
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