書 籍 案 内 |
変貌する教育学
矢野智司・今井康男・秋田喜代美
佐藤学・広田照幸=編
定価2940円(本体2800円)
2009年8月28日発行
ISBN978-4-902163-35-3
A5判 308頁 |
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転換期にある教育学研究に求められていることとは何か?
これまでのパラダイムに安住せず、多様な試みを積極的に承認し、旧来の教育学研究の独善性や閉鎖性を克服する10論文がその地平を拓く。
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目次
はじめに――変貌する教育学 佐藤 学
「教育学の変貌」に関する覚え書――教育学はいかに変貌を生き延びるか 今井康雄
限界への教育学に向けて――不可能性と可能性とを横断する銀河鉄道 矢野智司
教師教育から教師の学習過程研究への転回――ミクロ教育実践研究への変貌 秋田喜代美
去る教師・遺す教師――カベルによる『ウォールデン』解釈と「解釈の政治学」 齋藤直子
変貌する国際環境と日本の高等教育――高等教育国際化論からの、教育学への問いかけ 米澤彰純
心理主義批判の核としてのフロイトを読むために――〈誘惑理論〉は〈放棄〉されたのか 下司 晶
生活改革のひび割れた構成物としての新教育――田園都市ヘレラウの諸教育施設をめぐる軋轢問題について 山名淳
儀礼の再発見―ミメーシス・遂行性・儀礼的知――ベルリンにおける儀礼研究 クリストフ・ヴルフ(今井康雄訳)
『民主主義と資本主義』をふりかえる サミュエル・ボウルズ ハーバート・ギンタス(小玉重夫訳)
教育の公共性と自律性の再構築へ――グローバル化時代の日本の学校改革 佐藤 学
あとがき――編者を代表して 広田照幸
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