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書 籍 案 内


象徴天皇の現在

政治・文化・宗教の視点から




五十嵐暁郎
(いがらし あきお)
=編

定価3570円(本体3400円) 
2008年6月28日発行
ISBN978-4-902163-33-9
四六判 364頁
      
世界の王室と同様に象徴天皇と皇室は今時代の荒波に揉まれている。
現代の日本社会における天皇制と民主主義の状況に正面から切り込んだ論考を7本収録。

――「国民統合の象徴」としての天皇・皇室は、日本社会において一体どのような位置を占め、どのような役割を果たすべきなのか、それを決めるのは国民である。私たちは曲がり角にある天皇・皇室のあるべき姿を考えなければならない。(序章より)
      
目次



序論 現代日本と象徴天皇  
五十嵐暁郎

1 象徴天皇と政権党  
五十嵐暁郎

2 胸に一物
――評論界における「昭和天皇の戦争責任」論争    ボブ・T・ワカバヤシ

3 天皇制文化の復活と民族派の運動  
ケネス・J・ルオフ(木村剛久・福島睦男訳)

4 皇太子訪米と60年安保
――外交文書にみる「皇室外交の政治利用」  高橋紘

5 戦後日米関係と「天皇外交」
――占領終結後を中心として  吉次公介

6 昭和天皇の短歌は国民に何を伝えたか
  
――象徴天皇制下におけるそのメッセージ性と政治的機能  内野光子

7 日本民族宗教としての天皇制
――日常意識のなかの天皇制のモジュール  栗原彬

      
    
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