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沖縄/地を読む 時を見る




目取真 俊
=著

定価2730円(本体2600円) 
2006年11月19日発行
ISBN4-902163-26-8
四六判 386頁

      
この島に癒しを求めるヤマトゥンチュー と この島で癒されることのないウチナンチュー
その断絶の深みを見つめ沖縄と日本の現実を照射する。
2001年9.11以降から2006年までに発表したエッセー集
      
目次

2001年
沖縄の選択:米同時テロを超えて / 沖縄の歴史体験を声に:教科書問題に淡白な県民

2002年
無責任の果てに / 新たな戦争の世紀へ / 傷ついた海の生命
選択のゆくえ:名護市長選を受けて / 二つの平和:醜悪さ漂う参戦意識の欠如
「軍が守ってくれる」は幻想 / 日本の中の「特殊な場所」 / 再び「捨て石」にさせない:復帰30年
強化される「基地の島」:不在の検証 / 沖縄から見る「有事法制」 / 沖縄平和賞の虚実:必要な自己検証と反省 / 有事・監視社会と沖縄:「憎悪と殺戮」の連鎖

2003年
「長寿の島」「癒しの島」のこれが現実  / 採石場問題について
イラク攻撃・正義はあるか:拡散する9・11の悲劇 / イラク戦争に思う:拡大する憎悪の連鎖
基地の島から見た情報管理社会:情報管理法制の先に見えるもの―有事法制の影
気概があるか / 根腐れする「保守王国」 / 虚像と実像の落差:いくつもの自画像
反戦運動を終わらせてはいけない / 備えあれば憂い増し:有事法制下の慰霊の日
有事立法成立万歳!:日本国臣民の皆様へ / 監視社会に歯止めを:住基ネット / 過ちを繰り返すな!

2004年
まやかしの許しがたい状況 / 戦時下の基地の島で:みんな知ってる / 名誉や権威与える機能:天皇制という装置 / 「声を立てる」時が来る:早春賦の歌に / 進む報道統制・人権侵害:「戦時下」の日本社会 / 高良氏発言の真意は:問われる説明責任 / 血税意識も議論もなく:住基ネット / イラク人質事件の報道と世論 / イラクと沖縄:戦争の根を断とう / イラク派兵の問題そらす:「美談」の構図
議論失い現場封じ込め:沖縄の教育行政 / 全国に突きつける時:米軍ヘリ墜落 / 競争原理の強化を懸念:学校の勝ち負け / 沖縄基地でも殺人教育:戦場の心理学 / 不安募る自冶体の姿勢:個人情報保護

2005年
自らの生活の場からの運動を!:日本人一人ひとりの責任 / 「安全」が不安を生む逆説:不審者
様がわりする「五・一五」 / 危険な政治権力への迎合:日本のマスコミ / 「負担軽減」は甘い幻想:在日米軍の再編 / 実践的意味持つ反復帰論:新川明文庫開設記念シンポ / 歴史を忘却する装置
軍事強化で新たな緊張:あるシミュレーション / 辺野古が「日本」に問うもの:沖縄への「差別」自覚を
少年の身で戦闘参加:父の戦争体験 / 日本人の愚劣さ:「戦後六〇年」沖縄から / 何も変わっていない / 「同じ任務」語るに落ちた:旧日本軍の末裔 / 日本人が果たすべき義務 / 友人との会話も犯罪に:共謀罪 / 今でも続く沖縄戦 / 引用と二重基準に問題:小林よしのりの『沖縄論』 / 倭小化される復帰運動:小林よしのりの『沖縄論』続 / 露骨な政治的目的:小林と対馬丸記念館 / 知事切り捨てた首相:移設反対全県民で / 県内移設は自滅的行為:次世代に何を残すか / 望んだのはこんな日本の姿ですか:島に流れ着いた特攻隊員のあなたへ

2006年
立ちゅる気持ち有がや?:わった-ちゃ-すが? / 重い選択強いるのは誰:名護市長選挙
基地固定化自ら容認:名義市の動き / 名護で考える / 誰のための「負担軽減」か
日米一体の軍事基地化:普天間移設・米軍再編、沖縄の現実 / 犠牲求める国家は滅びよ:苦しむ基地・沖縄 / 公約違反より重い罪:北部を軍事要塞にするな / 「負担軽減」利用した米軍再編
県教育庁に構造的問題:教員採用試験の在り方 / 政府と県―「対立」を装った猿芝居
ガマでのもう一つの悲劇 / 膝を屈する報道機関:負の歴史隠す勢力増長 / 植民地支配と差別意識
たとえ一人になっても…… / 沖縄人として愛郷心は抱いても…… / 橋本龍太郎元首相―違和感覚えた追悼報道 / 沖縄は「癒し」のみの島か / 天皇陛下万歳!―感傷で覆い隠す呪誼の声
暫定へリポート:対立点ずらし政府支援 / 男子誕生の過剰報道 / 基地建設のアリバイに:シュワブ文化財調査 / 沖縄の学校で:私の教師時代


      
    
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